鉄板にこだわる(ごあいさつ)

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私はアウトドアで過ごすのが好きです。

とは言っても、今や炭火料理で酒をグイグイやる程度ですが・・・。
大丸製作所 鉄板にこだわる イメージ図1
そう、炭火焼き料理に目がないです。屋外じゃなくても家の中でも”マイ七輪”で焼き肉をよくします。炭の焼ける独特の香りがたまらなく好きです。なにやら昔子供の頃の風景が不思議と思い出されます。

基本的に「たき火」が好きなんでしょうか。木屑を燃やしていだけでも時間を忘れてしまいます。多分、脳からアルファ波とやらが出てるんでしょうか。非常に落ち着きます。

物を燃やすとダイオキシンがどうだとか世間では騒いでますが、ストレスよりはよっぽどマシだと私は思いますが??

話がそれましたが

ワタクシ個人的な見解では、「炭火に勝る料理法(又は調味料)無し」と思います。

一昔前くらいは「空腹に勝る調味料無し」でしたが。世の中も贅沢になったモンです。
スーパー閉店間際に安売りする安い肉でも、炭火でサッと網焼きすると、信じられないくらい旨くなります。タマに高級肉を食すときは必ず炭火でいただきます。
ちなみに友人が送ってくれる四万十川の天然鮎を焼くときも必ず炭火(国産備長炭)で焼きます。

炭火は食材を「強く優しく」火を通す特技があります。
「炭火の網焼き」にピッタリの食材は、数限りなくあります。
ただし、ステーキ等、表面を一気に焼いて肉汁閉じこめてナンボのものは、やはり鉄板となります。
北海道の鮭の半身を丸ごと焼く「チャンチャン焼き」も、鉄板となります。
炒め物やジンギスカンなど小さめの食材も鉄板が最良です。
お好み焼きや焼きそばには、切っても切れない関係にあります。
焼き餃子も鉄板焼きの一種です。

野菜類などは、網で焼くときは相当気を付けなければ表面が焦げてしまい、中の水分も飛んでまずくなります。
要するに、「焼いている」のではなく、「燃えている」状態に陥りがちです。
ちょっと目を離した隙に黒こげ野菜の山ができたなんてことはよくあることです。
鉄板なら野菜もうまく焼くことが出来ます。
今やバーベキュー=鉄板という図式まで出来上がっているのではないでしょうか。

良い鉄板が料理を旨くしてくれる

大丸製作所 鉄板にこだわる イメージ図2とも言えます。素材が生きるんです。
均一な熱の伝わり方、温度変化が少ない、決して歪まない、等々、過酷な環境に負けない優れたタフな鉄板が必要です。

しかし、町のホームセンターやアウトドアショップ等で売っている鉄板は、何故、チンケなのしか売ってないんでしょうか?

まずペラッペラの薄さです。

軽いですね~。市販されてる物はだいたい1.0ミリ~厚くて2.3ミリ。火に掛けるとイッパツで歪みます。

え?何故同じ鉄板で中華鍋は薄いのに大丈夫なのかって?あれは半球形してますよね。力学的に非常に強い形状だからです。何千年も前からあの形だなんて、単純なようで、素晴らしいことだと思います。

大丸の極厚バーベキュー鉄板はここが違う

ところでバーベキュー用の鉄板は歪むのを覚悟で何故薄くしてると思います?

低コストを目標に大量生産用でプレス成形するので、あまり厚い鉄板はあの形にするのが困難、という訳です。

あとムカツクのが、単に溶接してあるだけの取っ手。
加熱中に移動したりするときに、熱くって触れやしない。
軍手や皮手がなきゃ無理。それでも一瞬しか持てないので、途中で落っことしたりひっくり返したりしてしまう。

紙ナプキンやタオルを巻いて取っ手を掴もうとして、引火する。
これで火傷を負った人が一体何人いるでしょうか。特にファミリーで楽しむ場面の多い野外料理です。小さいお子さんに思わぬ被害が及ぶ可能性だってあります。

更にムカツクのは、表面にラッカーを塗ってサビ止め処理してあるもの。あんな工業用化学塗料を体内に入れるんですよ!?ゾッとしますよね。
一応、梱材に「取り扱い注意」として「何度か洗浄と空焼きを繰り返して下さい」などと書いてあったりしますが、全て除去できるとでも思っているんでしょうか?
当然、火に掛けると変な臭いがします。
まったく、野外料理愛好家をナメてるとしか言いようがありません。

自分が使う鉄板は、自作の特製鉄板でした。

そんなことを昔から思いつつ、自分が使う鉄板は、自作の特製鉄板でした。
ホント、この稼業やってて良かったと思いました。

今売り出してるほど高スペックな物ではありませんでしたが、厚板を使い、その他、凝りに凝ったものを作ってました。
当時は商売ではなく、友人や知人に頼まれてその都度製作してました。
某ステーキハウスからも特注品を製作しました。
大変、好評で、うわさを聞いたと遠方から注文が来たりしました。
それからしばらく、私の所属する工業経営者の会の勉強会で、この話がひょんな所から出ました。
そこで仲間達から何回かアドバイス、叱咤激励を受けまして、今回の鉄板を売り出したのが今までの経緯です。

今までの安鉄板に不満を持つ方は、非常に多いです。
その不満をできるだけ解消したのが当鉄板です。

”たかが鉄板”と言うなかれ。

アウトドア愛好家は道具を非常に大切にします。
「良い逸品を持つ事がステータスだ」と言い切る人もいます。
使えば使うほど馴染みます。たまにしか使わなくったって、まるで心配要りません。
サビさえ注意すれば、何百年、何千年放って置いても大丈夫です。所詮は鉄の固まりですので。

しかし気持ちよく鉄板生活(?)するのにも気を付けなければならないところがあります。
出荷時、当鉄板は黒皮の鉄肌そのままです。末永く使っていただくためにも使用前に一度空焼きして下さい。
方法は、お湯でさっと洗って火に掛けます。手をかざして熱を持ってきたら油を適量引いて野菜屑などを炒めます。
鉄板にまんべんなく油を染み渡す感じです。この儀式だけで結構です。
これで鉄板表面からちょいと内部付近にまで油が染み込んだ状態になり、食材も焦げ付きにくくなります。
注意点は、鉄板の温度は、油煙を出すほど熱くしないで下さい。油粕が表面だけにこびりついてしまいますので。
普通の炒め物って感じで結構です。

洗浄はちゃんとして出荷いたしますが、一応殺菌の為もあります。

当鉄板を囲んでの皆様の笑顔が思い浮かびます。
どうかよろしくお願い致します。

ところで・・・・弊社が販売を始めてから9年になりますが

笑っちゃう事に、弊社の鉄板の形状や取外し式ハンドル(取っ手)を模倣したモノが巷に多く見受けられるようになりました。
別に男は細かいことを気にしませんが・・・。
顔が映るくらいのピッカピカに酸洗した、大変キレイな仕上がりで、素晴らしいです。
でも私は料理に何の効果も無く、逆にサビやすく、手入れが非常に大変で、高級鉄板料理の
新入りさんのように砥石で磨く作業を永遠とつづけるのは・・・・。おーいやだいやだ。
外見を気にするのは、今の風潮なのでしょうか・・・・。

男は黙って黒皮鉄板!油なじみが一番良い!

愛情こめて育てた鉄板は、夏休みの子供と同じく真っ黒になるモンです(意味が違うか)。

平成21年8月
株式会社 大丸製作所
代表取締役 杉田 豊範